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日曜日, 8月 13, 2006

当たり前の事だと思ってたんですが


ディズニー主要デザイナーがクリエーターに提言:「実世界を知ることが重要」

私も人の事言えるのかちょっと心配だったりしますがw、最近はそういうデッサンとかを充分学ばずにデザインの仕事をしてる方がいるかも知れないですね。

作品を描く上で世界観は大変重要だと思います。
その世界観は、キャラクターの容姿や背景のデザイン、その舞台となる世界の歴史などなどで構築されてます。
それが基本的に一貫しておなじ法則で描かれてるなら(「法則が無茶苦茶である」という設定の映画なら一貫してはいけないということになりますが)どんな容姿だろうと世界だろうと問題ないと思います。

が、私たちが生活する世界と共通の要素があった場合、私たちの経験に基づいた、予想通りの法則で動いてくれないと違和感があるんですよね。
つまり、「大きい石だから重はずだ、頭上に落ちてきたら確実に死ぬ」とか、「人間の走る速さは車より遅いから、車には追いつけない」とかいう部分です。
直感的にそう思える部分は(説明がないなら)その通りになってくれないといけない訳で。

例えば、極端な例ですが
「バズーカ砲で撃たれても死なない生物が、ピストルの銃撃で殺される」
私たちのイメージでは、ピストルよりバズーカのほうが破壊力があるので、これはちょっとおかしいですよね。
もちろん、納得できる理由付けがあれば良いのですが、理由も説明も無いままストーリーが終わってしまうと「???」となっちゃいますよね。

こういうところが法則通りで一貫してないと「???」となっちゃう=リアリティに欠ける、そして作品の質を落とす、ってことですかね。だから学べ、と言っていると。

「物事がそのようになっている『理由』の理解を助けてくれる」
この言葉が一番重要だと思います。これはデザイナー、アニメーターだけではなく、演出家、脚本家も学ぶべきだと思います。